Back Number
2024/Text No.053

定番ポイント「クロスオーバー前」でのJMA-401レーダー搭載機による速取

当サイト情報提供者の方より頂いたレーダーパンダ待伏せ画像。
ありがとうございます。この時点で気付けなければ、いや、この時点
でもあるいは。さぁどこだ。どこにいる?

ここだよ。

手前の遮蔽物で見通し線は確保できていないものの、レーダーは
しっかりと露出している。アパッチロングボウ状態。

現場は札幌市白石区東米里2196 道道626号。

通称「クロスオーバー前」

待ち構えるのは札幌交機所属V37スカイラインレーダーパンダ。搭載
レーダーはJMA-401。

検挙シーン。手前の車両が被撃墜機。パンダは既に測定を終えて本線
へと合流しようとしている。

レーダーのJMA-401は現時点ではそれに対応できるレーダー探知機が
存在しない。加えて射程距離も長い。今の所はJMA-401のワンサイド
ゲーム状態。

本線合流を果たし、

加速開始。

現実を受け入れるのが早かったドライバーだったようで、早々に停車。

うきうきサイン会。

当初は所轄交通課へ配備が開始されたJMA-401搭載仕様の同スカイライン
レーダーパンダだが、今年から札幌交機に3台が配備された。

現場での評判はかなり良い。道警は交取機に220系クラウンを排他的に
する仕様書にしており、それによって調達したこのV37スカイラインの
高出力と相まって、その取締り効率は今までにない程上昇している。

左ステア全開。高速隊では必須の所作だが、一般道でもこれをやる
隊員は一定数居る。

当サイト情報提供者の方より頂いた可搬式オービス設置現場画像。
ありがとうございます。左からMSSS北欧くん本体、トランポの200系
クラウン交取覆面、北欧くんストロボユニット。オールスターだね。
場所は寿都郡黒松内町白井川4 国道5号。

現場を地図で確認。きっちり押さえていきましょう。

かつては道内に約40箇所設置されていた固定式オービスは、現在は
1箇所のみに。代わりに投入が開始されたのが可搬式。2024年7月現在で
道内にはMSSS「北欧くん」が7台。損保会社より寄贈されたLSM-310
「損保くん」が1台。固定式よりも台数は少ないものの、実績は確実に
上がっている。

2024年度調達分で入札告知が出るなら8台目が入る事になる。

セットアップしてしまえば後は無人で稼働する可搬式オービスだが、
破損や盗難の危険性があるので見張りは必要だが、それでも固定式
オービスよりも運用コストはかなり抑えられる。何よりも「どこで
やっているか判らない」という事に起因する抑止効果は大きい。

当サイト情報提供者の方より頂いた令和6年沖縄全戦没者追悼式画像。
ありがとうございます。第二次大戦における沖縄戦では多数の民間人が
犠牲となった。絶版になっているが「人間でなくなる日沖縄戦住民
証言集」という本ではその壮絶な死に様が多数記録されている。

今年もその犠牲者を追悼する式典が開催される。そこには首相も
訪れる。その花道を警備する多数の警官。誰があんな奴の為にと
心で思ってはいても仕事だもの。仕方がない。

右に見えるのは沖縄平和祈念堂。そのふもとには駆り出された警備
従事車両。

首相車列がやってくるヤァ!ヤァ!ヤァ! まぁ、中身は岸田なんだけどね。
車列に罪は無い。

E26キャラバン遊撃車III型が首相花道を巡回する。

来た。

車列正面を上空から撮影できる絶好のポイント。

標的に対して見事に見通し線を確保できているのが判る。

210系クラウン警護覆面の後ろには内閣総理大臣専用車。

グリル内部に見える青色の前面警光灯は、この車両に首相本人が乗車
している事を示している。

なにわろとんねん。

V36スカイライン警護覆面。オートカバー仕様。懐かしいな。

警察犬も警備に駆り出される。大阪府警の文字が確認できる。

こちらは別の警察犬。

熱中症にならないよう、送風機の風にあたる。

沖縄県平和祈念資料館。ここにも壮絶な戦争の記録が残されているんだ
ろうなぁ。こちらも警備の対象という事で警官が出入りする。

大型人員輸送車の列。相当数の人員が駆り出されている事が判る。

奥は200系ランドクルーザー現場指揮官車。手前は150系ランドクルーザー
プラド災害活動車。

バンパーには「自ら5」のマーキングがある210系クラウンパンダ。
自ら隊所属機だね。

GKインプレッサ覆面。警護に駆り出されてはいるが、元々は薬物特殊
現場行確車の可能性がある。

薬物特殊現場行確車はその名の通り、薬物の取引現場等を採証する為の
車両で、緊急車両指定も受けていない。秘匿性の追求をかなり高く
求められるタイプの車両だけに、まさかこんな所でねぇ。

POLICEマーキングが無い仕様の210系クラウンパンダ。交通系の個体と
思われるが、今回は警護任務なので針金アンテナ4本立て仕様。

岸田専用機。威厳が途端に無くなるが車に罪は無い。

赤色灯を点灯させていた数少ない車両。V36スカイライン覆面。

こちらも赤色灯点灯。8代目フォード･トランジット警護覆面。車体の
大きさの割に赤色灯は回転灯のみ。ギャップだなぁ。

アメリカ政府機関ナンバーのE26キャラバン。

当サイト情報提供者の方より頂いた警察イベント画像。ありがとう
ございます。開催はJR旭川駅北側広場。各種警察車両が展示され、
市民に警察活動の理解を深めてもらう事が狙い。しかしタイミングが
悪かった。今年4月に起きた旭川市女子高生殺人事件の被疑者の一人で
ある21歳女性と、捜査に携わる旭川方面旭川中央署の刑事が不倫関係に
あったとされる報道がされた直後の開催。今回のイベントを開催する
部署と事件やスキャンダルの渦中の部署とは細かには異なるが、
同じ旭川の警察と見れば同じ穴のムジナ。こんなイベントなんてやって
ないで真相を明かせとする意見がSNSで多数出た中でのイベントと
なってしまった。でも、結果からすると終始平和にイベントは進行。
まぁそんなもんだよね。

札幌機動隊からのゲスト車両。災害用投光車。

広場には旭川中央署駅前交番がある。そこに待機の220系クラウン
パンダもイベント参加車。旭川自ら隊所属機。

訪れた方に乗れ乗れと誘う。私にもそうやって誘って欲しいものだ。

旭川機動隊所属爆発物処理筒車。

先に登場の投光車と。

リアハッチオープン。

車体中央にはその名の通りの爆発物処理筒。爆発物を筒内の皿に乗せる。
この皿は上下にスイングする仕組みで、爆発物を皿に乗せた後は筒内
深部に降ろす。

筒上部は密閉せずに、爆発の際はその威力を上部に逃がす。破片が
飛ばないようにカバーをする。

爆発物はこの筒内で液体窒素により冷却し無力化する。

筒に貼られた銘板。日本エムアイシー社製爆発物処理筒 M-2B型。

4代目LS警護覆面。

札幌警護隊所属。この手のイベントで警護覆面が展示されるのは
珍しい。

ガラスは防弾仕様。窓の黒枠の大きさがそれを教えてくれている。
材質は当然ながらその厚さも相当な物になっている為、端を見据えると
景色が多少歪んで見えるという。

ルーフには反転式赤色回転灯。警護車両で反転式仕様の場合、「本命
の要人」は乗車しない。この反転式部分が弱点となり、上空からの
狙撃に対応できない。本命要人が乗る車両の赤色回転灯は手載せ式
となっている。

レクサスの覆面というだけで凄みを感じる。カッコいいなぁ。

赤色灯点灯。

旭川高速隊所属T33エクストレイルパンダ。

配備当初にその姿が確認されたものの、第1線にて活躍している姿は
ほとんど見られない。今年の積雪期から本格運用が始まると言われ
ている。

ストップメーター非装備仕様。速度取締り能力は無いとの事。

リアにはPOLICEマーキング無し。ベースになる黒色部分の面積が狭い
もんな。

事故処理に必要なグッズが積み込まれる。段ボールの中身は発炎筒。
日本カーリット社製のロードフレヤー15J。

対空表示は無し。

旭川広域緊急援助隊所属4代目パジェロ山岳救助車。ルーフには
サーチライトを装備。

太ゴシックのフォントがかっこいい。映画「戦国自衛隊」のタイトルを
思い出す。

山岳救助グッズが並ぶ。

E51エルグランド情報通信部所属衛星通信車。

ルーフに装備される大型のパラボラアンテナが印象的。

アンテナには「警察」マーキング。

車内後部には通信機器がびっしりと並ぶ。

きっと物凄い高性能、高額な機器類なんだろうなぁ。

足元にも様々な機器が。カッコいいなぁ。

ちびっ子の諸君(死語)用に着ぐるみ部隊も投入。手前でポーズをとって
くれているのは旭川方面本部が考案したキャラクター「スピードセイバー」
その名の通り、「速度違反はいけないよ」というキャラクター。はい。
左後ろに居るのは旭川方面旭川中央署が考案した「サンロクセイバー」
サンロクとは旭川市3条通6丁目を中心とした繁華街の治安を守るヒーロー。
今の所、警察内部の腐食によってサンロクどころか全体が守り切れていない
状況。そして右後ろにいるのは道警が生み出した悲しきキメラモンスター
よしひろ。

ちびっ子(死語)に早速歩み寄るセイバー2人。出遅れるよしひろ。

どこ見とんねん(笑)。

よしひろは現場の警官が中に入る為、挙動が素人そのものでそれが
面白い。また、この何考えているか判らない無表情がその動きと
相まって笑いを誘う。

今後も皆様からの警察イベント画像をお待ちしております。

捕まりましたー! でも注意で終わりました。結果を先に書いておか
ないと糠喜びしている方々に申し訳ない。申し訳ないと思っていません。
せめて思ってやれよ。今回は免許点数や反則金等に影響の無い
当事者としてのネタになる。「傍観者となれ」から「限りなくホワイト
に近い当事者」という事に。たまにはこういうのもいい。

210系クラウン交取覆面「札幌303 ち 89-93」通称ファッキューさん。
隊員の方は非常にフレンドリーで、サイトもよくご覧になっている方。
「この覆面ファッキューさんだよ」と話してくれる。今回あえて所属を
書かないでおいて、これら画像からどういうシチュエーションで
この撮影に至ったかを推察して楽しんでいただければと思う。詳しい方で
あればあるほど疑問点、指摘点が出てくると思う。なお、反転式赤色
回転灯とパトサインについてはご厚意。「赤あげありがとうございま
すぅぅ!!」キモ。

パトサインは「車間距離」

「とれ」

車内の撮影もOKとの事でお言葉に甘える。ここでもあえてディテールに
ついて解説しないが、「違反切符交付になりえてないであろう要素」が
ある。それを知らずに、気付けずに「捕まった捕まったピャー」と
バカ丸出しで糠喜びしているミジンコみたいなやつの心境を考えると
愉快。さっき気を使って申し訳ないって書いてたのに…。ミジンコ(笑)。
もうその辺にしておいてやれ。あまりにも不憫だ。ちなみに車内では
WRX S4のマニュアル仕様とCAFE(企業別平均燃費基準)規制の関係や、
JMA-401レーダーについてなどを話した。