世界びっくりカーチェイス2
カメラの準備はいいか?

皆様からの交通安全情報をお待ちしております。

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2024/Text No.050


不正改造された車による交通事故を防げ 警察などが車体の状況を輪厚PAで取締り



当サイト情報提供者の方より頂いた220系クラウンパンダ画像。ありがとう
ございます。撮影は道央道輪厚PA 千歳方向。PA上から本線を監視しての
速取りにも見えるがそうではない。右に写る銀色の車も関係している。


札幌高速隊所属パンダの奥には可搬式オービス。これは面白くなって
きました。


銀色の車は可搬式オービスのトランポ。C26セレナ。


ホイルキャップが外れている。どこに置いてきたんだろうね。


これは面白い。高速本線からPAへのランプウェイでの速取り。
ランプウェイは本線の法定速度時速100キロから制限速度の時速40キロ
になる。ブレーキングテクニックが試される場所だ。


なお、今回のポイントにおいては事前警告看板が設置されていな
かったという。警告看板が無くても測定自体の信用性には影響無い。
待ち構えるのはMSSS「北欧くん」


まさかここに北欧くんが待ち構えているなんて思いもよらない。


現場を地図で確認。「こんな所で」と文句を言うのは簡単。おかれた
状況下できちんと車をコントロールできるかが重要。


北欧くん近影。


本体底面の銘板。製造年月は2024年2月とある。こいつは2023年度
調達のもの。道警で7台目に調達された一番新しい北欧くんという
事になる。ちなみに導入第1号の北欧くんも札幌圏に配備された。
その第1号は今どこに配備になっているんだろうね。


冒頭に登場のパンダは速取りではない事は書いた。ではなんの為に
待機しているのか。それを順に見ていこう。


遊撃車I型がPAに。コイツも関連している。後で判るのだが中には
札幌交機隊員が乗車。いいねぇ、いいねぇ。


札幌高速隊所属210系クラウンパンダ。どんどん車両が集まってくる。


左手前が事故処理車。その奥には誘導標識車。パイロンを並べ始める。


パイロンを運び終えた後は一般駐車スペースへ。事故処理車はE26
キャラバン。誘導業指揮車は200系ハイエース。


PAの一角をキープ。オラ、ワクワクしてきたぞ!


冒頭登場の220系クラウンパンダはパイロン規制線の先頭へ。これでは
まるで検問会場ではないか! そうだよ検問なんだよ。


パイロンで囲まれる210系クラウンパンダは逃走車両追跡用。


今回ここで行われるのは不正改造車摘発の為の検問。日曜日の朝に
それが実施された。


時刻にして午前7時半過ぎ。


更にパンダが追加される。


もうどんどん追加。「イクラでご飯が見えなーい!」状態。どんな
状態だよ。


輪厚PAにはスマートICも併設。こちらはそのスマートICからやって
くる不正改造車を待ち構える隊。


検問開始前にPAを訪れていた車両に検問スタッフが注目。不正改造を
取締るという事で、検問スタッフには警察だけではなく運輸局検査員も
参加。プロ中のプロだ。


不正改造でポピュラーなものの一つに「ハミタイ」がある。車体よりも
タイヤが出ていると車検不適合となる場合がある。こちらはそれを
計測している様子。この車両は駐車エリアに止めていたのだが、


車検不適合の疑いが強い事から検問エリアへと移動させられた。
検査員がルーフに何かを貼っている。


貼られたのは不正改造車ステッカー。これに併せてドライバーには
15日以内に不正改造を解消して車検場で検査を受けるようにと書かれた
整備命令書が渡される。また、車検証にも整備命令を期したスタンプが
押印される。


検問スタート。PAを訪れた全ての車両が呼ばれるのかと思いきや、


呼ばれるのはジムニーだけ。しかも思いのほかジムニーが次々とやって
くる。これは一体どういう事なのだろうか。


ジムニーワンメイク検問。これは凄い。


電気工事会社のジムニーも。こちらもいわゆる無料車検対象なのか。


こちらだけはすぐに開放。仕事用の健全車両と判断された。いわゆる
風評被害からの脱出。


また呼ばれたのはジムニー。


ジムニーっぽいのも呼ばれるのかなと思われたがそうではなく、
あくまでもジムニー。それがこの画像で判る。


それにしても次々とジムニーが。同車オンリーのイベントでもある
のかねぇ。警察はそれを知っていたという事なのか…!?


後の報道では検査した車両は18台。そのうち15台に対して整備命令や
違反告知がなされたという。18台中15台違反!? 多すぎだろ(笑)。
何かの間違いじゃないんですかね。信じられない。信じろってんだよ(笑)。
なお、違反の15台のうち「不正改造車ステッカー」を貼られたのは
7台居たそうだ。検問の実績としてはこれは高評価と言える。


先程の車両もそうだがこちらの車両もタイヤの位置が目に付く。


はみ出してる。いやはみ出してない! はみ出してないもん! 光の加減
でそう見えるだけだもん! お、おう…。この車のドライバー、どう
なったんだろうなぁ。


チェック項目はタイヤの装着状況だけではない。消音器不備もチェック
対象だ。


排気音量を測定する機械「エキゾーストくん」


所定のエンジン回転速度に達した際の音量を測定する。


フロントガラス上面に装着された「ハチマキ」の大きさを測定する
検査員。フロントガラス実長の20パーセント以内にこのハチマキが
収まっていないと違反になるという。このハチマキはセーフだった
のかな?


本当、ワンメイク状態なのが凄い。


違反車両のドライバーは特設の青空サイン会場へ。どんよりとした
鉛色の空だけど。


おぉーっとぉ!! ジムニー以外の車両もお呼ばれ! 狙い撃ちじゃ
なかったんだね。安心した。これで先に不正改造ステッカーを
貼られたジムニーの皆さんの「俺たちばかり狙いやがって!」と
いう怒り心頭も治まる事だろう。ちゃんと他の車種も検査してます!


これは素人にも判りやすいスタイル。これまでは車高を上げる
スタイルの車両を見てきたが、今度は車高を下げるスタイル。


ハミタイ測定。大型の分度器をあてて、タイヤを真横から見た時に
真上から前に30度、後ろに50度の範囲のタイヤやホイールは
フェンダーからはみ出してはならないというルールがある。これは
それを見ている。


振り子のような道具で更に測定。


併せて消音器の音量も測定。


ハミタイ測定場面では検査員が高速隊・交機隊の皆さんにその状況を
レクチャーしている。この車両は結果としてアウト判定だったので
それが即教材と化した。


「ほら、ここはみ出してるのが判るでしょ」


はみ出しちゃってるんだなぁ。


正直、もうお開きにしようと思っていた所での違反車両だったという
事で、先にフィニッシュである「ぶら下がり」を行う。まだ検査
してるんだけどね。


検問終了まで本当あと少しだった状況。8時55分にバスレーン取締り
で検挙されるドライバーに通ずるものがある。


不正改造車ステッカー。だが、検問はこれで終わらなかった。


これがラスト。これが本当のラストだから! 状態でお呼ばれ。


これがまた検査員の皆さんが「腕が鳴る」と思わせる1台。


最低地上高関連を気にして観察する検査員。


ガラスの透過率を測定。


ドアガラスも測定。


検問終了。前座的な配置だった北欧くんも回収。討ち取ったり
〇〇の首ぃ~!


なんで戦国武将なんだよ。


パイロン撤収。


おつかれさまでした。前述の様に検査した車両18台中15台が違反。
これはとんでもないハイスコア。今後は違法車両を運転する
ドライバーはもちろんの事、そうした車両を製作するショップの
動向に目を光らせていくとの事。札幌市西区で2023年11月に不正
改造車のタイヤが外れ、4歳女児にぶつかり意識不明の重傷を負わせる
事故が起きている。道警はその車を不正に改造した男と、その車を
運転していた男を逮捕している。この事件が今回の検問実施にも
大きな影響を与えていることは明白。「俺たちは事件とは関係ない」
と思っていても。世間(公道という世界)ではそうは思ってくれない。
認め難くもあるがそれが真実というものだ。


札幌高速隊撤収。


札幌交機も撤収。いいものを見させて頂きました。ありがとうございます。
今後も皆様からの検問画像をお待ちしております。

2024/Text No.051
札幌市南区豊滝レーダーパンダ。JMA-5E搭載210系クラウンパンダ。札幌市中央区南1条東5丁目に北欧くん。札幌市東区北27条東7丁目火災。JMA-240/280大活躍 中川郡幕別町札内みずほ町、札幌市清田区真栄 道道341号。
2024/Text No.049
札幌東徳洲会病院で飛び降り騒ぎ。八雲町で可搬式オービス展開 ダミーも交えて豪華二本立て。訴えてやるー!警官登場。ミュンヘンスピードチャレンジ。清田区美しが丘事故。ウイスキーで車外投げ出し 札幌アリオ。





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