Back Number
2021/Text No.087
当サイト情報提供者の方より頂いた小樽市桜2丁目から見る
国道5号画像。ありがとうございます。ここは同市船浜町
との境でもある。
船浜町から見る朝焼け。綺麗ですなぁ。いいものですなぁ。
日の出と共にやってきたのは札幌方面小樽署所属のパンダ2台。
同署交通課所属210系クラウンパンダ。この後、付近は両方向
通行止めとなる。
8月1日未明に同地で発生した死亡交通事故を受け、その現場
検証の為の通行止めだ。
このエリアは深夜、明け方であっても車種問わず飛ばすクルマが多い。
過去にも死亡交通事故が何件も起きているポイント。そこでまた
新たな悲劇が起きたという訳だ。これがまた。
乗っていたのは交通課の中でも、事故捜査を行う部署の二課の
警官。取締りを行う一課の警官とは異なる制服がもっぱら取締り
シーンで見られるクラウンパンダに乗っているのが新鮮だ。
午前4時30分、日の出を待っての交通規制開始。小樽市街地
方向の規制。
太陽が昇ってくる方向、札幌方向を望む。
同方向の規制。
鑑識を行う為に臨場した260系アリオン捜査用覆面、E26キャラバン
ステレオカメラ車、C26セレナ捜査用覆面。
鑑識課員が現場全体を確認する。
この事故は小樽市街地方向を目指す車両が、著しい速度超過に
よって札幌方向を目指していた車両に正面衝突したもの。
その事実関係を現場状況から明らかにするのが目的。
鑑識標識板を設置していく。
衝突地点はもちろんの事、速度超過で突っ込んできた車両側に
ついてはその手前から距離を取って標識板を設置。
そうした標識板の置き方からしても、速度超過と対向車線への
逸脱という点を重要視した鑑識活動と言える。
衝突地点。ここには路上の他、欄干にも標識板が設置される。
歩道側の欄干にも。
この湾曲はB当車両が歩道に弾き飛ばされた際にできたもの
だろうか。
現場は両車線通行止めだったが、う回する事ができない大型車に
ついては交渉次第で通過が可能に。警察の指示により「逆走」して
現場を通過するトレーラー。
ステレオカメラ車をセットアップシーンから。
リコー社製のカメラ本体。
この車両も凄い値段するんだろうな。いくら位なんだろうね。
どこにも切れ目のないランドルト環が並ぶゲージが登場。
パーフェクトランドルト。今勝手に名前を考えてみました。
カメラテストを行う。
被写体の奥行きまで把握できる。事故現場ではかなり重要な
要素だ。故のステレオカメラ。
一脚に固定されており、全方位にパンが可能。
ステレオカメラ号がイク!
朝陽を浴びるステレオカメラ号。その言い方やめろ。
脳内BGM「ゆず / 夏色」
道の前後を記録していく。
事故当時、双方のクルマの動き、位置関係がどうだったのか、
これで明らかになる。
嬉しい外道、救急車による緊急走行。これは通さない訳には
いかない。
3代目ハイメディック。
ステレオカメラ号の横を通過していく。
海では漁が始まりました。日常。
衝突地点まであと少し。
正に地を這うように行われる鑑識活動。事実の見落としがあっては
ならない。真剣な眼差し。
鑑識終了。
ステレオカメラ号もおつかれさまでした。
少し時間を戻して210系クラウンパンダフォトセッション。
この道路、早朝からもうクルマビュンビュン(死語)なので、
この位置での撮影は通行止めならでは。
通行止め直前の同パンダ。
日の出前。
海とパンダ。次にここで鑑識があるとすれば、「腰ひも付けて
指差し」シーンを見る事ができるかもしれない。怪我が治って
からだろうけど。