世界びっくりカーチェイス2
カメラの準備はいいか?

皆様からの交通安全情報をお待ちしております。

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2021/Text No.026



当サイト情報提供者の方より頂いたV37スカイラインレーダーパンダ
画像。ありがとうございます。道警が2020年度予算で購入した交取
最新鋭機。210系クラウンパンダ全盛を極める中、今回の入札に
おいて日産がトヨタを制した背景を説明する。厳密には「制した」
という表現は適切ではない。今回のレーダーパトカー入札時に
おいては、入札大本命の札幌トヨタが指名停止になっており、
それで日産が繰り上がり当選するような形になっている。函館での
開発局の保安車両入札で函館トヨタと色々あった。それで札幌
トヨタは指名停止になった。その偶然、背景によって、


この光景を目にする事となった。風が吹いたら桶屋が儲かる。
※画像は北海道警察ホームページより。


※画像は北海道警察ホームページより。
そしてこちらは先日実施された冬用タイヤの入札の仕様書。
ここにはタイヤサイズは225/55R17とある。17インチモデルの
該当グレードは「GT」となる。


VR30DDTTエンジンは304馬力を発生させる。トルクは40.8キロを
発生。


時間を少し戻す。同スカイラインを運ぶ船が入港してきた所まで。


プリンス海運所属「デイブレイクス ベル」夜明けの鐘という
意味だ。この言葉を聞くと機動戦士ガンダム00の同名タイトル
第1期オープニングテーマを思い出す。L'Arc?en?Cielの
32作目シングルだ。メチャクチャかっこいいんだよ。


荷を積み下ろしする為のランプウェイを展開。


そしてそこからこうしてスカイラインレーダーパンダが出てきた
訳だ。再び同パンダを見ていこう。ご覧の通り道警マーキングも
POLICEマーキングも無い状態。旭日章もこれから装着される。


前面警光灯は210系クラウンとは異なり、グリル内側ではなく
外部露出。


搭載レーダーはもちろん今をときめくレーザー式。東京航空計器
製のLSM-100だ。当然ながら速度違反捏造を未然に防止する為に
走行間測定能力は封印されている。ただし「待機モード」は
引き続き実装。


スカイライン シロクロ パトカーと書かれた伝票。


今回陸揚げされたのは計5台。道警の入札では9台となっている
ので残り4台はまた別日の船便という事になる。


これが我々の新たな標的だ。コイツがエプソン前および前前、
ダミー看板前、クロスオーバーポイント、BUBU前、山本、角山、
張碓等々、幾多の戦場に現れる訳だ。戦場で棒立ちする
ドライバーの背中を刺しにいく姿を早く見てみたい。


今回陸揚げされた5台、すべてLSM-100は前方照射仕様。


センターパーキングランプ、後部補助警光灯は210系クラウンの
物とはまた別形状のものだ。


陸送。


無線アンテナはユーロタイプがトランクリッドに装着されている。


キャリアーに積まれた姿もそうそう見られるものでは無い。ナイス
ショットの連続。どの写真もいちいち痺れる。かっこいい。


丸目四灯。いいねぇ。スポーティーな印象を与える事のできる答え
の一つだ。


こいつが違反車両目がけてフル加速していく時、どんなエキゾースト
音を聞かせてくれるのだろうか。エンジン音はメカ音は。本当、
実戦投入が楽しみで仕方ない。


スカイラインパンダを運んできた「デイブレイクス ベル」と同じく
プリンス海運所属の「玄武」ここからは同船へ出入りする色々な
車両を見ていこう。


搬出と搬入を交互に繰り返すような流れ。船内は6層にもなって
いるそうだ。車両600台、トレーラーシャーシ50本を積載できる
という。これは「デイブレイクスベル」も同スペックだそうだ。


E26キャラバン救急車。自衛隊で使用されるものだ。


フロントには桜のエンブレムマーキングが。救急車の規格としては、
2B型と呼ばれるものだそうだ。


シボレー・C2型コルベット。最終生産年は1967年。


地を這うようなデザイン故に、ランプウェイの段差には特に気を遣う。


段切りを行い超低速で進入。


無事に上陸。


上空を通りがかる航空機。


航空自衛隊所属C-2輸送機。


「玄武」の隣に停泊の日本通運所属の「ひまわり8号」と。


美保基地所属機。


再び船へ。事故や故障で自走できない車両をフォークリフトで積み込む。


ランプウェイの起伏と干渉するような場合は、


持ち上げる。


船の荷役作業ってどれも興味深いな。


持ち上げてどんどん運ぶ。


バックホーも積む。ランプウェイを保護する為にうどんみたいな
緩衝材を軌道に巻き付けての移動。


後方に居るE26キャラバンは車両を載せたり下ろしたりするドライバー
をタクシーする為に随伴している。クルマを船から降ろした後、
ドライバーは歩いて船まで戻るには時間も労力もかかる。そのため
の車両。これら、車両を積み下ろしする作業員の事を業界用語では
ギャングと呼ぶ。凄みのある言葉だが、元々は「行進」「行列」
という意味だった。そのうちに意味も変化して、船内荷役作業員を
意味する言葉になったそうだ。このギャング、別の名をステベとも
呼ぶそうだ。ステベ。


厳重な養生で運ばれる車両。だがそのシルエットからピンと来る。
R-35 GT-Rだ。


1,000万円クラスのスーパーカーだもの、その運搬も最大限の配慮が
なされる。


独特の形状、フォルムの荷役車両。これはリーチスタッカーと
呼ばれる車両。


先端に伸ばすアームの先でコンテナを嵌合(かんごう)させて持ち
上げる。


車体の方向転換はリアタイヤで行う。見れば見るほど面白い形の
クルマだ。


地表スレスレでコンテナを移動させて、ピタリと位置を合わせる。
凄いなぁ。


話しを再びV37スカイラインレーダーパンダに戻す。何度も言うが
コイツが今度の我々の新しい標的になる。


奇しくも先代のV36スカイラインもレーダーパンダとして実戦投入
されており、V36、V37と2代に渡りレーダーパンダ化したのは
嬉しい限り。


なお、今回のスカイラインパンダの写真を見た札幌交機隊員曰く、
「先代のV36はルーフが低く、ヘルメットがつかえるんだよ」と
話していたという。走行性能と共に、長時間の任務に耐える
居住性もまた重要。戦線投入後のV37スカイラインレーダー
パンダの評価やいかに。今後も皆様からの最新鋭戦闘機画像を
お待ちしております。カメラの準備はいいか。






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