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2018/Text No.044
当サイト情報提供者の方より頂いた陸上自衛隊第7師団創隊63周年・東千歳駐屯地
創立64周年記念行事画像。ありがとうございます。陸自内で唯一の機甲師団による
式典はかなり見応えがある。
式典の前に駐屯地にある資料館を見ていく。
ガールズ&パンツァーに登場のIV号戦車とBT-42突撃砲。
昭和20年8月18日の占守島における旧日本陸軍戦車隊の戦いをジオラマ化。ノーサイド
ってか、レフェリーはここには居ねぇよ!のリアル版。
昭和19年6月17日のサイパン島における旧日本陸軍戦車隊の戦いをジオラマ化。
おぉぉ!!地球連邦軍所属の61式戦車5型の展示も。ガンダムに登場のイかす戦車。
155mm滑空砲を2門装備。
資料館の外には74式戦車。式典ではもう見る機会の無くなってしまった戦車だ。
M24チャーフィー軽戦車。自衛隊の前身である警察予備隊時代にアメリカより供与された。
戦後世界では日本は極東における共産主義の防波堤だった。
61式戦車。映画「戦国自衛隊」でのコイツの姿(レプリカだけど)は強烈に脳裏に焼きついた。
「もう燃料が無いよぉ!」人海戦術で押し寄せる武田信玄の軍勢に、後退を余儀なくされる
シーンは切なくも恐ろしくもあった。その後、「ぼくらの七日間戦争」でレプリカが再登場。
本題の式典へ。連隊長が整列に加わり、
師団長が視閲。敬礼する姿ってカッコイイよなぁ。
観閲行進に移る。連隊長の敬礼からここまでには実際には1時間。ここまでが長いんだ。議員が
一石打つ時間と来賓の紹介等々で。仕方が無いんだけどな。
車両へ乗り込む。
映画「戦火の勇気」の冒頭シーンでかかるBGMが脳内再生される。
戦車、前へ!
90式戦車の間には10式戦車。
次々と観閲行進の為の移動を開始する。周囲は地鳴りと排気ガスの匂いに満たされる。
しんがりの隊の出発の頃にはこんな感じに。すげぇ。リドリー・スコット状態。
行進に先立ち砂埃を抑える為の散水が行われる。
まずは「お隣さん」の航空自衛隊千歳基地よりゲスト出演のF-15Jがフライパス。
俺はベストガイになる。前回記事では海賊王だったんだけどなぁ。
痺れる。
できるだけ減速して通過してくれる。
空を飛ぶ事はなによりも素晴らしく美しい。
どのアングルから見てもいちいちカッコイイ。いいねぇ。
陸に戻る。観閲指揮を執る副師団長の10式が入場。
90式に比べてコンパクトになった車体。だが迫力は充分だ。
さぁ、いよいよ行進が始まる。
第7化学防護隊所属化学防護車。赤色灯がイかす。
82式通信指揮車の派生型。
第7通信大隊所属機。なんだろね。
アンテナ装備仕様の73式装甲車。通信科も装甲化されている。
第7後方支援連隊所属90式戦車回収車。
同連隊救急車両。
第7飛行隊所属ヘリコプター部隊が上空を通過。今年もOH-1の飛行は無し。
対戦車ヘリAH-1Sコブラ。かっこいいなぁ。
ワルキューレの騎行が脳内再生されずにはいられない。ロバート・デュヴァル扮するキルゴア
中佐のキャラクターは最高だった。
第7偵察隊所属90式戦車。偵察隊にも主力戦車が配備される。素晴らしい布陣だ。
第7高射特科連隊所属87式自走高射機関砲。
凄い数でやってくる。
このフォルムから来ている通称はガンタンク。判る。判るよ~。
第7特科連隊所属99式自走155mmりゅう弾砲。その後方には99式弾薬給弾車。
第7施設大隊所属73式装甲車。こちらももちろん装甲化ゆえの装備だ。
同隊所属75式ドーザ。
装甲化されたドーザ。
こちらも施設科車両。なんだろね。
興味深い車両達だ。
ドーザとバケットローダ。
土木系マシンも痺れるねぇ。
第11普通科連隊所属89式装甲戦闘車。
車体側面の丸型のパーツはガンポート。戦闘員は降車する事無く車内から射撃が可能。
96式自走120mm迫撃砲。こちらも第11普通科連隊所属。
迫撃砲弾を50発搭載できるという。
次回更新では第71~73戦車連隊の行進、訓練展示の様子をお届けします。