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「左ステア全開」

パトカーが駐停車時にハンドルを左全開に切る操作を指す。これは高速隊所属機に見られる
特有の操作で、万一後続車に追突された際に、そのまま前に押し出されずにガードレールや、のり面
側へ向かい、本線への斜行や前方車両への玉突被害を最小限に抑えようとする為に行う。

高い速度を伴っての追突リスクが高速道路上では大きい事から、隊員はこの操作を叩き込まれる
という。

ご覧の様に、常に必ず左ステア全開。

こちらもしかり。

例外の無い法則は無い。叩き込まれたはずの操作を忘れたケース。高速道路上ではこれは逆にレア。

でも基本は必ずコレ。高速隊は左ステア全開。

所変わってこちらは一般道。ここでも左ステア全開の操作を見かける事ができる。これは乗員が
高速隊出身で、当時に叩き込まれた基本操作の癖が抜けていない、あるいは当時の操作を意図的に
行っているケース。一般道であれば、この状態で追突された場合は車体は歩道に乗り上げるのだが、
癖なんだから仕方が無い。

よって、一般道にてパトカーが駐停車中に左ステアを全開にしていた場合、乗員は元高速隊隊員
だったんだろうなという推察ができる。

中には元高速隊隊員の上司が、部下に左ステア全開を教え込む場合もあり、その場合厳密には
左ステア全開は必ずしも元高速隊隊員以下略なのだが、いずれにせよ同隊特有の習性が一般道でも
垣間見えるという点は面白い。