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2015/06/Text No.06
当サイト情報提供者の方より頂いた警官集合画像。ありがとうございます。撮影は砂川署。もう二度と
不祥事を起こさないように誓いを立てている…のではなく、先日砂川市で起きた重大な交通事故を
受けての物だ。
報道の方も多数集結。署の偉い人が演説中。ちなみに報道の方々の車両に関しては路上駐車し放題で、
中には歩道を占有して横付けしている車両もあったそうだが、「まぁまぁ、いいじゃないのさ」状態
だったそうだ。警察の判断する事だからな。大して驚かないわな。なお、左側のテントは特設のプレス
センターで、砂川署署長の特別な配慮により事故発生以来、設置されているものだそうだ。それだけ
今回の事件は重大だという事だ。
で、署真横の違法駐車をよそにパンダ部隊出発。自ら隊、所轄地域課、交通課、交機が参加。それぞれの
務めを果たさないとな。そうしないと「警察は何もしないのか」などと言われてしまう。パフォーマンスって
重要だよね。見た目は大事だよ。
出発。これからあの事故現場へと向かう。そこで検問実施だ。
札幌交機所属の170系クラウンレーダーパンダ。元は厚別署交通課所属機。例の横取り40万円マシンだ。
180系クラウンパンダ。パトライトは昇降機仕様。中身がカリメロヘルメットなのは珍しい。やはり
「見栄え」を考慮しての装備だ。
Y31セドレーダーパンダ。
ちなみに交取覆面の投入は無し。正体を隠して相手が違反をするまで何もしないタイプの取締り車両は、
この場合不適切と判断したのだろう。正解です。残念だけど。
これほど一度に多くのY31セドのレーダーパンダを見られるのは稀だ。
アルコール検査キット「スーパーはしご酒 DPA-5」を搭載してE25キャラバンが最後に出発。
事故現場手前の交差点で検問開始。なお、実施は片方向、検問手前で右左折、Uターンをする車両への
対策は無し。見た目重視の検問と言える。いや、そういうタイプの検問もあるって事だ。いわゆるガチ
じゃないタイプってヤツだ。
ぶらさがりに対応の幹部。署長だったらごめんなさい。違うよね?
検問の列を一歩引いた位置から監視し、何やらメモをとっている人物。何を書いているのか。
何かの暗号と思われる。もしくは漢字の書き取りか。こんな場所で漢字ドリルとは。
検問は明け方まで実施され…てねぇよ。1時間くらいだったらしい。
背後に見える葬儀場は犠牲になられた方々が葬られた会場。なんともやるせないロケーションだ。
ある程度、報道の方々が「画」を撮った辺りでこれらレーダーパンダ数台が現場を後にしたという。
いよいよ取締りに入るか。期待が高まる。激突戦域だ。
逃走車両追跡用とおぼしき第二線パンダ。そして頼り甲斐を感じさせる待機の警官。
未だ現役で活躍のY31セド。地方に行くとその傾向はさらに強まる。
飲酒運転の嫌疑が発生した場合の会場。チャージ料は頂いておりません。
「立ち話もなんですから」と判断された車両だけが、国道から隣接のミーティングスペースへ。
検問従事の警官達は互いに声を掛けあい、連携をとっていた。「免許不携帯車行きまーす!」とか。
公開処刑状態。
中には事故に関して有力な情報を持っているドライバーも居るようで、そうした場合もやはり
ミーティングスペースへ。
検問を背景にテレビレポートする報道の方。
こちらもしかり。言うまでも無く今回の事故が社会に与えた影響は大きい。こうした悲惨な事故が
二度と起こらない事を祈るばかりだ。
日本一長い直線道路で起きた事故。こんな事故を起こさせるつもりで作られた道路ではない。
道路が悪いのではない、いつだって人間がエラーを起こす。今後も積極的に交通取締りの実施を
切に願う。この検問を一過性のブームに終わらせないで欲しいものだ。